引当金で会社の健全性を判断する

[要点整理]

 

・引当金は万が一のときの費用をあらかじめ積んでおくものです。
・引当金を多く積んでいる方が、決算内容としては健全性が増します。

 

引当金とはどのようなもの?

 

引当金というのは、会計や税務の専門用語なので、日常的にはあまり使われないと思います。この引当金というのは、簡単に言うと、あらかじめ見積もっておける費用や損失はできるだけ早く見積もって、リスクを決算書に取り込んでおきましょうというものです。

 

業績がよくない会社の場合は、引当金の計上によってさらに利益が減るわけですから、できれば計上したくないと考えるかもしれません。

 

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しかしながら、将来の損失を現時点で見積もって先に計上しておくというのは、会社の経営にとっては、とても保守的でよいことなのです。決算書を見る際には、その会社が引当金をどれだけ積んでいるのかもぜひ注意して読むようにしてください。

 

 

引当金を計上する条件は?

 

引当金は、何でもかんでも計上すればよいというものではありません。当然ですが、当期の業績はよかったけれど、来期は業績が下がりそうだということで、今期に引当金を計上することなどはできません。

 

証券取引法上は、引当金の計上は強制されています。引当金は、次の条件を満たしたときに、計上しなければならないことになっています。

 

1.将来の特定の費用または損失であること
2.発生が当期以前の事象に基因していること
3.発生の可能性が高いこと
4.その金額を合理的に見積もれること

 

 

引当金にはどのようなものがあるの?

 

引当金は、法的支払義務を負う「債務性引当金」と、法的支払義務を負わない「非債務性引当金」に分けられます。それぞれの引当金には、次のようなものがあります。

 

■債務性引当金
賞与引当金、退職給与引当金、返品調整引当金、
損害補償損失引当金、製品保証引当金など

 

■非債務性引当金
特別修繕引当金など

 

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