[要点整理]
・従業員1人当たり売上総利益=売上総利益÷従業員数
・従業員1人当たり売上総利益は、1人当たりの稼ぐ力を判断します。
従業員1人当たり売上総利益とはどのようなもの?
従業員1人当たり売上総利益は、売上総利益を従業員数で割って求めます。従業員1人当たり売上高と同じく企業が効率的に経営されているか判断する際によく利用されます。
従業員1人当たり売上高が高いからといって、従業員1人当たり売上総利益も高いというわけではないので、両方をよく分析するとよいです。
従業員1人当たり売上総利益の判断・目安は?
たとえば同業他社比較で、従業員1人当たり売上総利益が高い場合には、その会社は生産性が高い会社ということができます。
ただし、従業員1人当たり売上高が高くても、それが利益に直結していなければ、企業の付加価値を生み出しているとはいえません。ですから、従業員1人当たり売上高が増加していて、従業員1人当たり売上総利益も増加している必要があります。
従業員1人当たり売上高が増加しているのに、従業員1人当たり売上総利益が増加していない場合は、どこかに問題がないか疑ってみましょう。具体的には、従業員の士気、商品・製品の価格競争力、コストダウンの度合いなどを分析する必要があります。
(参考)従業員一人当たり売上高とは?